浮気調査では尾行・張り込みを行う探偵(調査員)の人数で料金が大きく異なってきます。
探偵業界では「調査員2名」で浮気調査をおこなうのが一般的です。
調査員人数で料金が変わってくる場合、依頼者からしてみれば
調査員人数を1名にして安くしたいわ
とお考えになるかもしれません。
しかし調査人数を1名に減らして安くしても、肝心の調査が上手くいかなければその分無駄に費用を払ってしまうことになります。
もちろん調査内容や短時間調査などでは1名で十分可能なケースはありますが、通常の浮気調査では2名以下では依頼しない方がよろしいでしょう。
探偵の尾行・張り込みについて詳しくない方はご存じないかと思いますが、調査員を2名から1名に減らすとできなくなることがたくさん出てくるのです。
調査員2名では可能でも調査員1名ではできないこと
- 出入口が2か所ある建物の張り込み
- 尾行対象者を直接見ずに挟み込む張り込み
- 1人が尾行対象者を見失ってももう1人が尾行を継続
- 1人が怪しまれた時にもう1人が尾行を継続
- 1人が尾行を継続しもう1人が先回り 等
調査は探偵の実力自体ももちろん影響しますが単純に人数によって大きく変わってきます。
もっとシンプルなことを言えば、張り込み中に交代でトイレに行くことすら2名では可能でも1名ではできません。
一番まずいのは1名で無理に尾行して調査が発覚してしまうことです。
2名で尾行する場合は仮に1人が尾行対象者を見失ってももう1名が尾行していれば調査を継続することができますが、1名で尾行する場合はその調査員が見失ったらそこで終了となってしまいます。
なので2名で尾行する時よりも見失わないように尾行する必要が出てくる上、2名いれば挟み込んで直接見ずに張り込みできるところを1名では直接見て張り込むしかなくなるなど方法が不利なものに限定されてきます。
調査員1名だと尾行方法が限られて失敗しやすいってことなのね…
こういったことから発覚の確率が高まるわけです。
一度尾行が発覚すると調査費用は高くなる
尾行というものは調査対象者が尾行を警戒している状況とそうでない状況では全く異なります。
警戒している人物に対して普通に尾行・張り込みするとすぐに発覚してしまいます。
1名で調査する探偵でもし失敗したら、返金してもらって別の探偵社に依頼すればいいよね。
とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、自社のせいでもないのに発覚・失敗が濃厚な調査を通常の値段で引き受けるメリットが他の探偵社にあるでしょうか?
探偵社側も警戒している人物を調査するなら通常の条件では受けられないと考えるはずです。
成功させるためには多くの調査員を必要とする(費用がかなり高くなる)のでその条件なら、というところでしょう。
そういった事態を避けるためには「安いから1名で」ではなく、最低でも「調査員2名」の探偵事務所・興信所にご相談されたほうがよろしいかと思います。
調査員3名や車は必要か
3人目の調査員は調査開始場所が出入口が3か所ある場合などに必要というのもありますが、通常は車(場合によってはバイク)を移動させるための調査人員となります。
長時間の調査や人気のない場所での張り込み、尾行対象者のタクシー利用に備える場合等、車両にしかできない役割があります。
しかし、車両を使用しても合計2名での調査の場合は完全な尾行担当が1名になってしまいますので「尾行担当2名・車担当1名」の合計3名での調査のほうが調査力は上になると考えることができます。
※基本的に人数が多い方が調査力は上になります。
調査力のイメージ
3名 >>> 2名 >>>>> 1名
このあたりは調査内容の違いや探偵社の考え方によって異なりますのでご相談時にご確認ください。
※通常は車両代は別料金(1台1日1万円等)となりますが、場合によっては料金プランに車両代が含まれていることもあります。