浮気と不倫ではどのように違う？浮気調査での費用の違い

「浮気」と同じような意味で使用される言葉に「不倫」がありますよね。

同じような意味で使用されることも多いですが厳密には決定的な違いがあります。

浮気とは

浮気という言葉には「浮ついた気持ち」という意味があります。

なぜこの言葉が使用され始めたのかはわかりませんが、恋人が他の異性に気が行ってしまうことを「浮気」と表現したのかもしれません。

一般的には「彼氏が浮気した」のように未婚の恋人同士の間で使われることが多く、必ずしも体の関係になることを指しません。

「他の女の子とLINEしてた」程度で浮気とみなされる場合もあります。

但し、言葉の使いやすさからか、結婚している人物が配偶者以外の他の人物と体の関係になることを浮気というケースも多いです。

不倫とは

不倫にはもともと「倫理的にあらず」という意味があります。

不倫という言葉は未婚の恋人同士には使用しません。配偶者を持つ者が配偶者以外の人物と肉体関係になった（不貞行為）場合に使用します。

結婚している人物が不貞行為をすることが倫理的でないことから「不倫」と呼ばれるようになったと思われます。

芸能人や著名人のスキャンダル報道では基本的に浮気ではなく不倫という言葉が使用されています。

浮気調査ではどのように違ってくる？

探偵業界では「浮気」を調べる場合も「不倫」を調べる場合も浮気調査というのが一般的です。

但し実際に調べるのが「浮気」の状況なのか、それとも「不倫」の状況なのか、不貞の証拠を取るのかどうかで費用などに大きな違いが出る可能性があります。

恋人（彼氏・彼女）の浮気を調べたい人

「浮気」というのは個人の価値観で大きく変わります。

単に異性と二人で会って親密そうに食事をしているだけでも浮気として「許せない」という人もいます。

そういう人はそこで終わりになりますし、決定的な状況（ラブホテルに入る）になるまでは調べたい（それまでは信じたい）という人もいるでしょう。

但し、法的な証拠は必要ないため、例えばラブホテルに入ったのを確認してもそこから２～３時間後に出るまで調査を継続する必要はないと言えます。

浮気相手についても特に知りたくなければ調べる必要はありません。ですので最終的な費用も安く収まる傾向があります。

配偶者の浮気（不倫）の浮気を調べたい人

配偶者の浮気は不倫であり、「不倫（不貞行為）」は個人の価値観では決まらず法的に定義がされているものです。

配偶者以外の者との性的関係が証明されなければ不貞行為とはなりません。

ですので不倫の証拠をおさえての慰謝料請求や離婚請求をお考えの人は、継続的な不貞行為の証拠をおさえるまで浮気調査を継続する必要があります。

また、不倫相手に慰謝料請求をしたい場合は不倫相手の身元調査費用も別途必要になる場合があります。

そのため恋人の浮気調査と比較すると証拠を取るまでに費やす調査時間が長くなり、費用（総額）は高くなる傾向があります。